2017/04/30

ウォッシャーバッグ交換

いつの間にか空っぽになっているウォッシャーバッグ。ほとんど使わないので、そんなものかと思っていたのですが、確認してみると、水漏れが....


FSZ入手時から水漏れがあって、ヒートシールを使って修理したのが2009年。バッグのビニールが硬化しているので、これ以上は限界かなと思い、新しいものに交換することに。

ebayには幾つか出品がありましたが、コレ1つを購入して取り寄せるにも送料がねぇ。というわけで、国内で探してみると、国産旧車用?に汎用品が売っていることが分かりました。

早速、ポチッと購入。先日修理を試みました。


フルヴィアS2のウォッシャーラインは、バッグ〜ポンプ〜ノズルとつながっており、ポンプはバッグと別体です。でも、汎用品はバッグ下部にポンプがついています。現在付いているポンプは整備して動くことは確認済み。なので、バッグ付属のポンプを外して、純正ラインで使うことにしました。

幸い、簡単にポンプは外れ、付属品のジョイントとチューブを使って、完成。


勿論、水漏れなく、作動もOK。

4k程で修理完了となりました!

2017/04/29

Lotus FE Concept M02T project その8

Lotus FE  Concept M02Tプロジェクトとは
不注意から自損事故を起こし前後カウルが破損したロータス・エリーゼ。修理を始めたのですが、元来のクルマ馬鹿が出て、素敵な仲間に恵まれて、修理&モディファイに...。オリジナルデザインボディーのエリーゼが、構想から2年の歳月を経て誕生しました(フヂイエンヂニアリングとの共同プロジェクト)。

その8 塗装工程へ

いよいよカラーリングです。このデザインにどの色が映えるのか、インターネット画像検索でイメージを膨らませ、最終候補を決めました。それは、アストンマーチンDB4に使われているブリティッシュレーシンググリーン。英国車と言えばブリティッシュグリーンと相場は決まっていますが、この流麗なボディーに合わせるなら、レーシーでソリッドなグリーンよりも、メタリック系の方が良いのではと思ったからです。

このイメージをFujiiとKentoに伝えると、Kentoがデザイン画に色を載せて描いてくれました。実車やカタログがない中での色決めには、この絵が役に立ちました。



DB4の濃いめのグリーンがこちら。いかにもブリティッシュなスポーツカーの雰囲気が出ています。


しかし、ルーフはこれまで通りのダブルバブル風カーボンハードトップ(フヂエンオリジナル)なので、DB4 Zagatoのシルバーがかったグリーンも捨てがたい。

K&Eの中では、DB4 Zagatoのグリーンで一致していたのですが.....

日の午後、いつものようにK&Eでフヂエンに立ち寄ると、「時間が有れば色決めをしませんか?」と誘われ、色決め開始。ここはEの意見が重要なので、二人揃っていないと色決めできなかったのです。

すでにこちらのイメージは伝わっていますから、塗料メーカーのアストンマーチン・レーシンググリーンのデータを基に調合が開始されました。しかし、このデータはDB4ではなくもっと新しいモデルのものだったため、思ったよりも明るすぎる色合いに戸惑いました。

実際にサンプル板に噴いてもらって、実車に当てがうと、やっぱり明るすぎます。

「もう少し暗い方が」

ここからは、FujiiとBrunoの腕の見せ所。単にブラックを混ぜるだけでなく、幾つかの色を調合して、濃いめのグリーンメタリックに仕上がっていきました。

サフが入り、いよいよ本塗装へ
今回、フヂエンにとっても初のカロッツェリア的作品なので、何処に出しても恥ずかしくないように、仕上げに拘ることに。そのため通常より中研ぎを増やし、仕上げの磨きも念入りに行う、ショーコンディション仕上げとなりました。

また、メタリック塗装のため、仮組みをして塗装、バラして磨きの繰り返し作業。

一塗り終えて磨きを待つカウル




最終イメージのためにテカリを出してみました
つづく

2017/04/23

舞鶴クラシックカーフェスティバルと....

ミルキーでご一緒するチームヤマモトさんが毎年開催しているクラシックカーフェスティバルを見学に。舞鶴で開催されるようになって、初めて行ってきました。


舞鶴といえば、学生時代に北海道ツーリングに出かけた時の新日本海フェリー発着で訪れただけ。今回、1日のんびり過ごしたので、舞鶴という場所がどんな場所なのかもよくわかりました。


この日はCMHのツーリング日でもあったので、途中までご一緒できるかと集合場所へ。前後に同年代のクルマが走っているのってなかなか良いシチュエーションで、敦賀まであっという間でした。K&Eは敦賀から舞鶴方面へ、CMHは小松方面へ。



立派な赤レンガ倉庫群の一回で、フェスティバルが開かれていました。メインの広場にはイタリア車が集められ、その一角には見覚えのあるランチアが2台。


フルヴィアは賞も取られたようで、本日の主役?だったようです。


ケムンパスのような(分かる人だけわかる?)、イセッタに癒され....

ランチには赤レンガ倉庫内のカフェで海軍カレーにハヤシライスをいただきました。舞鶴が軍港だったこと、今も海上自衛隊の一拠点として多方面に活動していること、シベリア抑留からの引き上げ港だったことなど、知っていたようで知らなかった一面も見て....



折角なので、北陸の魚介を3時のおやつに(笑)



今が旬らしい、「つちえび」を。当然のように牡蠣も。どちらも、さすがに旨かった!

天気が良かったので、片道約200km、1日400kmほどの程よいソロツーリングでした。

2017/04/22

Lotus FE Concept M02T project その7

Lotus FE  Concept M02Tプロジェクトとは
不注意から自損事故を起こし前後カウルが破損したロータス・エリーゼ。修理を始めたのですが、元来のクルマ馬鹿が出て、素敵な仲間に恵まれて、修理&モディファイに...。オリジナルデザインボディーのエリーゼが、構想から2年の歳月を経て誕生しました(フヂイエンヂニアリングとの共同プロジェクト)。

その7 リアカウルの作製2

デザイン画はあるものの、基本的に現物合わせ。イメージは、曲面を上手く活用して、十分な丸味を持たせ、かつあまり重たい印象にしない。エレガントさを持ちつつ、過度にレーシーにしない、でした(文字で書くのは簡単ですが)。


フロントカウルの出来に納得していたK&Eは要望を出すものの、リアカウルはFujiiのセンスに任せることにしました(その都度協議はしましたが)。そして、日に日に形になっていくリアカウルは、期待以上の出来でした。


この通り、トランク容量も純正並みに確保され、端が欠けたエンジンフードの修正も同時になされました。



リアデザインの変更に伴い、マフラーの取り回しや出口形状も変更が必要に。マフラーの製作はKeitaがこのとおり綺麗に溶接してくれました。



また、レーシーなディフューザーは廃止して、シンプルなエアアウトレット付アンダーパネルをKentoがデザインし、ダンボール紙で試作。



これをマスターにアルミ板で作製。エアアウトレット用のスリットも作られ、熱対策も考慮されています。


また、サイドフォルムも純正デザインとの違いが欲しかったため、フロントフェンダー後端に、新たなエアアウトレット取り付けて欲しいと依頼すると、エンジンへのエア取り入れ口から繋がるデザインとして半月上のエアアウトレットがデザインされ、加工取り付けられました。





これで、外装は完成です。

次はいよいよ塗装に入ります。

つづく

2017/04/18

Lotus FE Concept M02T project その6

Lotus FE  Concept M02Tプロジェクトとは
不注意から自損事故を起こし前後カウルが破損したロータス・エリーゼ。修理を始めたのですが、元来のクルマ馬鹿が出て、素敵な仲間に恵まれて、修理&モディファイに...。オリジナルデザインボディーのエリーゼが、構想から2年の歳月を経て誕生しました(フヂイエンヂニアリングとの共同プロジェクト)。

その6 リアカウルの作製1

リアカウルは割れ、傷があるものの、修復すれば十分使える状態でした。しかしフロントからのデザインの繋がり、オリジナリティーを優先し、新たなデザインに形状変更することを決定。



ZagatoのアルファロメオTZのようにバッサリ切り取ったテール、いや、SZのような丸いお尻も捨てがたい。

リアカウルを作製する上でのK&Eの要望は、
テールレンズにロータス・エリーゼ純正ランプを1つ使うこと
日常使用に耐えるトランク容量の確保

の2点でした。

これらの要望を満たしつつ、フヂエンオリジナルデザインに拘るのは、なかなか大変です。Fujiiのアイデアをもとに、フヂエン内でKentoを中心にデザイン会議が行われ、それを提案され、細部のイメージを固めます。最終的にK&Eの要望とFujiiのイメージが一致した、丸みを帯びたテール形状を作ることにしました。そして純正のダックテールをバッサリ切るところから作製が開始されました(もう後戻りできません)。



バッサリ切り取ったダックテール部分に、硬質ウレタンのブロックを並べて形状を作っていきます。当初案のMITOのテールランプ流用は、レンズ面積が大きすぎてK&Eの好みでないと言うことで却下。



純正エリーゼテールランプを1つ使う方向にしました。したがって、バックフォグとバックランプはナンバー取り付け部横、左右に取り付けることにしました。


フロントカウル作製時には稼働していなかったレイアウトマシンは、リアカウル作製時には威力を発揮し、ミリ単位以下の精度で整形がなされました。



なお、リアカウルはフロントカウルと異なり、純正カウルに新たなデザインとして形作られたFRPを特殊な接着剤で接着してく方法がとられました。


エリーゼ・シリーズ3のカウルに使用されている樹脂は、通常のエポキシ系接着剤では接着強度が確保できない特殊なモノで、これが、カウル修理が容易ならざる所以になっています。そこで今回は接着強度が十分確保できる海外製の特殊接着剤が導入されました。こう言った情報は、Fujiiの経験のみならず、鈴鹿レース村のネットワークが活用できるフヂエンならではのメリットです。


こうして、徐々にオリジナルリアカウルが出来ていきました。

つづく

2017/04/14

Lotus FE Concept M02T project その5

Lotus FE  Concept M02Tプロジェクトとは
不注意から自損事故を起こし前後カウルが破損したロータス・エリーゼ。修理を始めたのですが、元来のクルマ馬鹿が出て、素敵な仲間に恵まれて、修理&モディファイに...。オリジナルデザインボディーのエリーゼが、構想から2年の歳月を経て誕生しました(フヂイエンヂニアリングとの共同プロジェクト)。

その5 フロントカウルの作製 2

新しいロータス・エリーゼの顔を決めるのが目となるヘッドライトです。この部分の形状によっては、顔付のイメージがガラッと変化するため、大胆かつ慎重な作業が必要です。



目となるヘッドランプにはシビエの外径180mm丸型汎用LEDヘッドランプを使用することとし、当初のラフスケッチのように、ヘッドランプ下にやや大ぶりなウインカーを配置することにしました。これに合わせて最適な形状を決めていきました。


これら2つのランプが収まり、かつ全体のフォルムとのバランスを考えて、Fujiiが大胆にカット。その後、実車にフロントカウルを仮付けして、再度バランスを取りながら両目の大きさと位置が決定されました。


ヘッドランプとウインカーの配置はライトベゼルで決まります。もちろん、これもカスタムメイド。フヂエンに新たに加わったエンジニアTomiが採寸し、CADで図面を描き、3Dプリンターでマスターモデルを作製してくれました。


これを元に若手メカニックのKeitaがFRPでライトベゼルを作製し、フロントカウルに接着されました。


ヘッドライトカバーはアクリルを加工して作製されています。これは、マスターモデルのヘッドライト部分を型取りして、別にこの部分のみのメス型を作り、熱した透明アクリル板を押し当てて整形されました。しかし複雑な曲面で構成されているため、歪や皺ができるのです。この歪や皺は、表裏とも研磨して凹凸を無くすしかありません。これらも全てKeitaにより手作業で進められました。


出来上がったヘッドライトカバーの固定方法は、リベット留めではあまりにクラシカルな上、カウル側の取り付け部の強度確保が難しいため、接着固定することとし、接着代もフロントカウルに取り付けられました。


こうして、フロントカウルの形状が出来上がったのです。フヂエンオリジナルデザインであり、かつK&Eの要望であるネオクラシカルな、愛嬌のある顔が出来上がりました。


つづく

2017/04/12

Lotus FE Concept M02T project その4

Lotus FE  Concept M02Tプロジェクトとは
不注意から自損事故を起こし前後カウルが破損したロータス・エリーゼ。修理を始めたのですが、元来のクルマ馬鹿が出て、素敵な仲間に恵まれて、修理&モディファイに...。オリジナルデザインボディーのエリーゼが、構想から2年の歳月を経て誕生しました(フヂイエンヂニアリングとの共同プロジェクト)。

その4 フロントカウルの作製 1



デザインはあくまでもデザインで、現物とは異なります。実際のカウル整形過程で、試行錯誤し、さらに形状が変化していくこともありました。K&Eは好きなように、「もう少し丸みを付けて」、「口がおちょぼ口過ぎる」と伝えるだけですが、Fujiiはイメージを実際の形にし、さらに実車に合わせてバランスを取っていくのです。文章で表現すれば簡単ですが、実際の作業はなかなか大変です。



まず、壊れたオリジナルカウルをベースに発泡ウレタンを盛って、鋸やカッターナイフ、鑢でラフな形状を作り出すところから作業が開始されました。想像していたクルマ作りとは、使用する道具や部材が違い過ぎて、驚くことばかり。まるで1/1のプラモデルのようです。しかし、自由な形状を作り出せるのは樹脂ボディーならではかも知れません。


フロント半分の大まかな形状が出来上がったところで、Fijiiは本来の社長業とこのプロジェクトのマネジメントに戻り、マスターモデルの作製作業は若手メカニックのBrunoに託されました。


ある程度整形が終わったところで、FRPにより表面処理したのち、パテを使って本格的な整形がなされ、マスターモデルの綺麗な面が出来上がっていきました。



左半分納得できる形になったところで、これをレーザー距離計で計測しながら、データとして右側へコピーし、全体の形が作製されました。

カウル裏面は、FRP処理時に歪まないように、垂木でフレームが作られています。



マスターモデル、そのコピーであるオス型(最終製品)を壊さずメス型から抜くために、分割メス型が作製されました。表面を鏡面に仕上げられたマスターモデルは、離形処理の後、ゲルコートが塗布され、これにガラス繊維を積層してメス型となります。




完成したメス型は、このために作られた金属パイプの作業台に設置され、メス型作製と同様に離形処理、ゲルコート塗布、ガラス繊維積層がなされ、樹脂乾燥後に脱型して、オス型が作製されました。しかし、これでフロントカウルが完成ではありません。カウル裏の固定用パーツも整形、接着されました。


つづく